どこの塾も「個別指導」と言いながら、学生講師1人に対し生徒2~3人を同時に指導していますよね?
それって本当に「個別指導」でしょうか、「個別指導」って講師1人対生徒1人での指導のことを言いますよね。
ちなみに辞書で「個別指導」を調べると、下記のように出ます。
「個別指導」・・・児童・生徒ひとりひとりの個性、生活環境、能力などを重視した学習の形態。指導者と児童・生徒が一対一の関係で行う指導をさす
タイトルの質問にはARROWSは「1対2の指導は個別指導とは言えません、その指導は少数集団授業です」って答えます。
理由は、1対2~3だと生徒1人1人に合わせた授業が出来ずにただ1時間をだらだら授業するだけで終わってしまうからです。
それって集団授業で授業の内容が理解できないまま1時間が過ぎていくのを待っているのと同じですよね。
でも、他塾の塾長に聞くと「1人が問題を解いている間の片手間に1人に解説するんで個別指導と同じです」って答えます。それって本当ですかね?
例えば、片手間の解説で証明問題をいきなり問題として出して解ける子って塾に来ますかねぇ?(笑)
こういうことを他塾の塾長に言ってみると、「同学年の生徒とセットにします」とか「同レベルの生徒とセットにします」とかって言い出すんです。
この質問にはARROWSは「それは指導に関わった事の無い素人さんの考えです」って答えます。
このページを読んでいる方、ちょっと考えて欲しいんですが人間って色んな人がいて、個性ってものがありますよね。
生徒の指導にも生徒一人一人に合った指導方法っていうのがあるんです、だから「同学年・同レベルだから大丈夫」っていうことは絶対にありえないんです。
例えでよく使うのが入試で必ず出てくる証明問題(約14点分出ます。)
証明問題って学校の授業だけで解き方を理解している生徒って本当に少ないんです。
そういう子を理解させて、第一志望合格に導くのが講師の仕事なんです。
証明問題を2人にやらせて全く同じ回答が出てくることって、まずありえません。
最初に書いた、人には個性ってものがあるので解き方が生徒によって変わるんです。
60分授業で1対1ならば、生徒に合わせた丁寧な証明のやり方の説明で30分、問題を読んで貰い生徒が考えて(時々ヒントを与えながら)解くのに10分、生徒に合わせた答えの解説で20分。
60分1対1の授業で時間配分はギリギリになるんです。解いている間も目は離せません、どこで悩み、どこで間違えるのかをきちんと見て、変な癖がついてしまう前に訂正しなくてはならないからです。(癖を修正しないと入試で最悪な結果を迎える可能性が上がります。)
60分授業で1対2〜3で生徒一人一人にあわせて証明問題を解説できると思いますか?